ポータルがポケモンGOに与える影響

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Ingressでのポータルとポケストップ・ジムが深くかかわっていることは以前の記事でも述べましたが、詳しい法則については述べていませんでした。
この記事では現時点で判明しているポータルとポケストップ・ジムの関係を記載していきたいと思います。

ポータルがポケモンGOの世界に反映される条件

ポータルがポケストップやジムといったPOI(=Point Of Interest、興味深いポイントの意味。地図上の特定のポイントを指します。) になるのはこのサイトをご覧の方ならご存知かと思いますが、すべてのポータルが無条件にポケモンGOでもPOIになるわけではありません。
まずはPOIにならない例外のポータルを列挙してみたいと思います。

  • Ingressが提携しているポータルとIngressのイベント用のポータル
  • 苦情・要望等でポケストップが削除された場所やその近くのポータル(要検証)
  • ポケモンGOへ既に反映されたポータルと同一のLevel17 S2 Cell内のポータル

ではそれぞれについて詳しく解説したいと思います

Ingressが提携しているポータルとIngressのイベント用のポータル

これはそのままの意味です。前者は、例えば日本国内ではローソンや献血ルームがこれに該当します。イベント用ポータルとは、アノマリーやNL-1331などで発生するレジストレーションポータルと呼ばれるものが該当します。
これらのポータルは、基本的にはNianticが設定ミスをしなければポケモンGOの世界ではPOIとしてあらわれることはありません。ミスの例はこれとかこれとか。
例外の例外として、IngressとポケモンGOで共通してスポンサーとなっているSoftBankや伊藤園の自販機といったポータルはポケモンGOでもPOIになることが多いですが、IngressのスポンサーのポータルとポケモンGOのスポンサーのポケストップ・ジムのデータは別々に管理されているようで、IngressにはあるのにポケモンGOにはなかったり、逆にポケモンGOにはあるのにIngressに無いこともあり、また、両方にあるけどそれぞれで位置が微妙に違うこともあります。
したがって、Ingressが提携しているポータルは全てポケモンGOとは無関係で、それぞれの世界で独立していると考えるのが正しい認識です。

苦情・要望等でポケストップが削除された場所やその近くのポータル

これは、大きなターミナル駅の構内などが代表的なものになります。例えば、京都駅には駅構内やその近くにIngressの世界ではたくさんポータルが存在します。ところがポケモンGOでは駅構内と駅のすぐ近くにはポケストップ・ジムの空白地帯が存在します。
この現象は他の大きな駅等でも見られますが、鉄道会社からの要望でポータルにはなるがポケストップにはならないエリアが存在するのです。
このポケストップ・ジムのNGエリアというのは鉄道会社の要望以外にも、それぞれの地権者の要望によって作られ、具体的なエリアをゲーム上で確認することは難しいです。 (一説には苦情で削除されたポケストップの半径50mは新たにポータルがLiveしてもポケモンGOに反映されないと言われていますがソースは見つかりませんでした。)

ポケモンGOへ既に反映されたポータルと同一のLevel17 S2 Cell内のポータル

この例外が最も重要な法則です。S2 Cellsそのものの仕組みについては以前の記事で述べたのでまだ読んでいない人はぜひ読んでください。
Ingressにおいては安全にハックできるように、既存のポータルから半径20m以内でポータル申請を行うと、ポータルとしての基準を満たしていてもLiveせずに申請を却下される仕組み(ポータル申請の結果のメールの文面から「too close」と呼ばれるものです)があります。
ポケモンGOでは、この仕組みとは別にポータル情報がポケモンGOに反映されるタイミング(日本時間で17時40分頃の時点でのデータが翌午前3時40分頃に反映される)で既に同一のレベル17のS2 Cell内でポケモンGOのPOIに反映されているポータルが存在していた場合、新たなポータルがLiveしてもポケモンGOのPOIに反映されません
大雑把に説明すると同一のレベル17のセル内にはポケストップ・ジム等のPOIは基本的に一つということです。
基本的にと書いたのは、この法則にも例外がある為です。
たとえばスポンサーのポケストップ。これはたとえ共通のスポンサーであってもポータルが反映されたものではなく、それぞれ別に管理されたものが反映されているのでレベル17のセルに1つという法則はあてはまりません。そのため同一エリア内に新たなポータルがLiveすればポケモンGOの側にもポケストップ・ジムとして反映されます。
もう一つはポータルの位置の修正が行われた場合。別のレベル17のセルで既にポケストップ・ジムとして反映されていたポータルがあり、これが何らかの理由で位置が修正されて既にポケストップ・ジムがあるエリアに移動した場合、ポケストップ・ジムは消滅せず、同一のレベル17のセル内に複数のポータルを由来にするポケストップ・ジムが存在することになります。

と、ここまでかなり詳しく書きましたが、基本的に「スポンサーは例外で、レベル17のS2セルでポケモンGOに反映されるポータルは1つ」と覚えておけば殆どの場合大丈夫です。

ポケモンGOでPOIにならないポータルが与える影響

ジムやポケストップにならないポータルが存在することを述べてきましたが、これらはポケモンGOへ何も影響を与えないかというとそうではありません。
Ingressの世界では、マップ上にXMと呼ばれる白い粒状の物質が漂っています。このXMの分布はポケモンGOの世界でポケモンが出現する地点である「Spawn Point(スポーンポイント、または単にSpawn)」、日本の攻略サイト等では「ポケソース」と呼ばれているものの配置とほぼ一致することが知られています。ポータルにはXMを引き寄せる性質があるので、たとえポケモンGOでPOIとして見えないポータルもそこにXMが集まった結果スポーンポイントを生成することがあるのです。
ただし、新たなポータルが集めたXMがポケモンGO側へ反映されるのは直ぐではなく、数日から1か月近くかかることもあるので注意が必要です。
また苦情・要望等でポケモンGOへ反映されていないポータルの周りにはXMが漂っていてもポケモンが出現しないことが殆どです。

まとめ

  • ポータルがポケモンGOでもPOIになるのはレベル17のS2 Cellで基本的に1つ
  • スポンサーは例外が多い
  • POIにならなくてもポケモンの出現に影響を与えている

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